常陸野ネストさんでビール造り


今回のご訪問で2回目、3年程まえに一度お伺いして以来でした。
昨日お客様から手造りビールのチラシを見せて頂き、ビールから地酒にスイッチが切り替わったはずなのに、また逆もどり
というのは、以前から本格的な少量仕込みのビールが出来たらいいのにと思っていたからでした。
浦安にも同様のシステムがありますが、オールモルトは珍しい(糖分添加が多い)と思います。
又、オールモルトでこそビール造りの流れが理解しやすい。(少し大変ですが)
 そしてお客様もマイビールとして堂々と飲めるし、料飲店さんもマスターのビールとしてお客様にご提供出来るのでは・・・
どこの地ビールメーカーさんも2k仕込みのタンクですから?(大瓶換算約150ケース)、消費するのに大変なのです。
それが大瓶3ケースor樽に詰めてもいいとなれば、無限に用途は広がるのではないですか?
酒屋として興味が湧かなかったらウソですよね!
という事でチラシを見た段階で即時間も気にせずTEL(多分社長さんだと思いますが、上記の考えに沿うようなお話を伺えました)
翌朝、再度TEL「これからいってもいいですか?」
  OK  との事
1時間程で(スピードオーバー?)
    ↓

9月13日(水)am11:00蔵到着
 お忙しそうな製造部長の木内敏之さんと4・5分お話
 10月から手造りビールは運営する予定で、今はデータ収集をしてます。
大きな釜では100%の自身がおありでしょうが、小さい釜だと単純に1/何とならないらしいです。
「1本造ってみますか?」のお誘いに即「はい」 (どうせ今日は定休日だし一人だし)
製造部の谷さんを紹介して頂き、同時にわたしの先生に・・

         am11:10製造開始
TEST2
目標 濃いエールビール
原料 ペールモルト   5kg
    ミューニック    1kg
    xモルト       2kg
    クリスタル     0、5kg
  計           8,5kg

以上原料8,5kgを手動粉砕機で粉砕。(小麦が硬くて、この時点で私大汗!!)
原料準備完了!

蔵(菊盛さん)の井戸水35、5リットル準備これを55度に水温を保つ

ランチタイム 谷先生とマイカーでバーミヤンの日替わり
洋服の青山で500円Tシャツ2枚購入タオルは売っていなかった
←この釜2個を使わせて頂きました。
マッシング開始(麦汁を糖化させる作業・澱粉を糖に変える作業) (糖に変えないとアルコールが出来ない)1:30
 55度の準備したお湯に原料投下 
     優しく攪拌
(激しく攪拌すると酸化しゼラチン状のものが澱粉の分子を囲い糖にならない)
     55度で15分
ここで65度まで釜の温度をあげる
(水蒸気で温度を上げる仕組みなので?、ぼやぼやしてると上がりすぎてしまう)
65度で45分
5分ごとに攪拌(底に溜まった麦のベットを壊すように)
78度に釜の温度を上げる
10分間 攪拌なし
麦汁が充分に糖化したかデータチェック

   マッシング終了
濾過開始(隣の釜に静かに濾過開始)一番搾り
スパージ(温水をシャワー)
糖度は12、5

ここまで、ロスのデータと糖度のデータチェックでかなりの時間を費やす。
 3:50

麦汁を100度まで上げる。
第1ホップ投入
  チヌーク  30g
30分後
第2ホップ投入
 カスケード  10g
15分後
第3ホップ投入
 ケントゴールディング  20g
(投入時、谷先生から蒸気で焼けどしないように!と注意されたにもかかわらず、蒸気で親指火傷)タイシタコトナシ

冷却 30度に(機械で冷却なのであっという間に30度)
酵母の準備
(上面発酵酵母 エール系1056使用)
酵母の添加
←手前のバケツが仕上がりです。
約30リットルの仕込み完了
約3週間後にビール完成となります。
5:30
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10月11日再訪
 瓶詰めは先生がすでにされていました。
こんなラベルで完成です。

泡立ちも良く、にがめのエールに仕上がりキャプテンは満足です。
よなよなビールに似てるかな!(アンチャン談)
NO2の構想を考えるとしましょう。

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